サンディエゴ : クリーンで再生可能なエネルギー研究の中核

サンディエゴはクリーンエネルギーのイノベーション企業のクラスターでもあります。ご存知のようにカリフォルニア州は、自動車の排気ガス規制もアメリカでは(たぶん世界でも)一番厳しいことで知られています。新規テクノロジーの環境への影響を分析し、必要に応じて規制を含めた対策を講じることは、政策として重要な課題となっています。クリーンで再生可能エネルギーをいかに実用化の上普及させていくかいうことが、ビジネスとしてのみならず環境政策の一環として重要視されています。

クリーンで再生可能なエネルギーとしては、水力発電に始まり、太陽光、風力、地熱を利用した発電が順次実用化されてきています。サンディエゴではこれらのエネルギー関連企業がCleantech San Diegoという協会を作り、大学、官庁、商工会議所などのNPOもメンバーとして参画し、技術開発のオープンイノベーションとともに公共政策の面でもコラボレーションを図っています。現在エネルギー企業50社あまりがCleantech San Diegoのメンバーになっています。

2015年12月に発表されたサンディエゴ市のClimate Action Planでは、2035年までに市全体が100%再生可能エネルギーを使用することをコミットしています。アメリカで8番目に大きい大都市として、極めて大胆なコミットです。

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